■PRPとは
PRPとは「多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)」(Platelet Rich Plasma)といって、組織の修復を促す成長因子を出す働きがあるとされる血小板成分を高濃度に含んだ血漿のことを指します。
■PRP療法
患者さん自身の血液から組織の修復を促す成長因子を出す血小板成分を遠心分離機により抽出し、濃縮させた多血小板血漿(PRP)を患部に投与することで、痛みを和らげたり、炎症を抑えたりすることが期待できます。
■PRP療法はこんな方におすすめ
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- 膝や肘の痛みが続いている
- 長引く腱や関節の痛みを減らしたい
- 効果が長続きする治療を受けたい
- できるだけ手術を受けたくない
- スポーツにより早く復帰したい
■PRP療法の長所
損傷した組織の治癒・修復が促進されることが期待されます。その結果、患部の疼痛の軽減や、損傷した組織の修復が見込まれます。この治療のための入院・手術は不要で、通いながら治療を受けることができます。
また、患者様ご自身の血液を使うため、アレルギーや感染の可能性は極めて低く、安全性の高い治療です。実際に、これまでにPRPを注入した際の重篤な副作用は、これまでの国内・海外の文献を見ても報告されていません。
■PRP療法の短所
この治療には個人差があり、効果が確実に得られるといった有効性について十分に確立しているとは言えません。また、感染症を起こしている箇所の治療や、神経を直接治療することはできません。アレルギー反応が起きる可能性や感染のリスク、製造工程でPRPが汚染するリスクは極めて低い治療法ですが、完全にゼロにできるものではありません。また、注射に伴う痛みや腫れなどが一時的に起きることがあります。
■PRP療法実施の流れ
①採血 ②遠心分離 ③PRP抽出 ④患部へ注入
4つのステップで30分ほどで提供可能です(医師の判断によります)
■治療費用
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- 関節内 治療 45,000円(税込)
- 筋、腱、靭帯 治療 30,000円(税込)
※当院はR3.05.18厚労省第二種及び第三種再生医療等提供計画番号を取得しております。
未承認医薬品であることの明示 |
PRPは未承認機器・医薬品です |
入手経路 |
京セラ株式会社 |
国内の承認薬品等の有無 |
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。 |
諸外国における安全性等に係る情報 |
海外でも重篤な副作用の報告はありません。 |