シンスプリント(”shin splints”)は、ランナーや運動愛好家の間で一般的な運動障害のひとつです。正式な医学用語では、メディアル(内側)脛骨ストレス症候群(medial tibial stress syndrome)とも呼ばれます。
シンスプリントは、下腿(脛骨)の内側に痛みや不快感を引き起こす状態です。通常、ランニングやジャンプなどの反復的な運動によって引き起こされます。主な症状は、脛骨の内側の痛み、しこり感、炎症、または脛骨の周囲の腫れです。
シンスプリントの主な原因は、下腿の筋肉や骨組織への過度のストレスや炎症です。これは、過度の運動量、突然の運動の増加、硬い地面での運動、不適切な靴装備、歩行や走行のバイオメカニクスの問題などによって引き起こされることがあります。
シンスプリントの治療には、安静と休息、下腿のストレッチや強化エクササイズ、適切な靴装備の選択、適切な運動量と負荷管理などが含まれます。
当院では、これまでなかなか良くならなかったこの症状に対して、集束型衝撃波治療とインソール療法が功を奏しているケースがとても多いです。早期に適切なケアを受けることで改善する可能性は高まります。