当院では、神経と感覚にアプローチするNaboso製品を用いて、より質の高いリハビリを提供しています。Naboso製品は、足裏や手のひらなどの“皮膚からの感覚入力”を高める独自の表面構造を持っています。この微細な刺激が、神経系に働きかけて身体の位置感覚やバランス反応を引き出し、運動学習を促進します。
感覚神経に着目したリハビリの考え方
現代人が見落としがちな「足の感覚」とその重要性
現代人の多くは、靴を履く生活が当たり前になり、足底の感覚受容能力=足底機能が低下しがちです。実際、以下のような症状や疾患と足底機能の低下は密接に関係しています:
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外反母趾、偏平足、足底筋膜炎
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シンスプリントや疲労骨折などのスポーツ障害
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慢性の膝痛や筋膜性腰痛 など
メカノレセプター × Naboso
足底には メカノレセプター という感覚受容器が存在し、これに適切な刺激が加わることで、以下のような効果が得られます:
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固有感覚(proprioception)の向上
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荷重バランス・動的バランスの改善
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全身の筋緊張の正常化(例:大腿四頭筋や腰部)
つまり、足底からの感覚刺激が、全身の運動機能や痛みの予防にまで影響を与えるのです。
EKOCが考える「本当に意味のある足部リハビリ」
当院では、「足を鍛える」だけではなく、必要な筋肉を、必要なときに、必要なだけ使える状態を目指しています。そのためには、皮膚感覚受容器(=メカノレセプター)への適度な刺激が欠かせません。私たちは、以下のような手段で感覚神経の再活性化を図っています:
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パワープレート(振動刺激による感覚・神経入力)
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Naboso製品(足底・手のひらからの微細な皮膚刺激を日常的に)
Nabosoが選ばれる理由
Naboso製品は、皮膚の表面に微細な凹凸により刺激を与えることで、感覚神経に直接働きかける構造を持っています。これにより、以下のような場面で活用されています:
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高齢者の転倒予防
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足底筋膜炎・扁平足などの足部機能障害の改善
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スポーツ選手の疲労回復と再発予防
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サーフィン・スケボー・サッカー・陸上競技など“足裏感覚が勝敗を分ける競技”でのパフォーマンス向上
当院では、患者様の“動き”の問題を単純に筋力低下や可動域制限として捉えるのではなく、感覚の低下や動作のクセ=“代償動作”に着目し、運動療法と感覚刺激を組み合わせたアプローチを行っています。
・“動き”を教える前に“感じる力”を鍛える
・説明より“体感”が重要
このアプローチにおいてもはやNaboso製品の活用は欠かせません
🔗 林院長のインタビュー掲載記事(Naboso公式)はこちら
当院ではNaboso製品を取り扱っています。はリハビリテーション室にセルフケア・トレーニング用品として置いてありますのでぜひ使ってみていただければと思います。
(当院でのNabosoを用いた感覚統合アプローチのページもご覧ください)
■ ニューロボール
■ マット
■ ハンドアクティベーションキット
■ ニューロスティック
■ キネシスボードセット
■ センサリースティック
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使い方: 手に握って各種動作をするだけで、テニス・野球などオーバーヘッド動作のフォームの改善につながります
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効能: 軽度な神経刺激・注意集中力の向上・感覚調整
■ Naboso Splay
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使い方: 足趾の間に装着して、足のアライメントを整える
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効能: 足部の自然な形を促進し、足趾の可動性や筋活動の改善、足底感覚の活性化
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活用シーン: 足の構造的なゆがみ(外反母趾・内反小趾・足趾の重なりなど)にアプローチする
足裏からの神経刺激を与えるインソールやマットだけでなく、足趾の位置と機能を整えるSplayのような構造アプローチ製品もあり、感覚×構造の両面からトータルに身体をサポートできます。
使用方法などご不明な点がありましたらお気軽にスタッフにお問い合わせください