📘高強度 筋力トレーニングにPPトレーニングを加えて
 行うと体脂肪率・脂肪量の減少効果はアップする、が…

本記事は米国オクラホマ大学の Cecilie Fjeldstad、Ian Palmer、Michael Bemben、Debra Bemben が国際科学雑誌Maturitas(2009)に発表した研究の要約である。

体脂肪に対する振動トレーニングの効果
対象:60ー75歳、閉経後の女性、67名を3群に振り分けた

A.筋トレ&PPトレーニング群
1.レッグプレス、2.ヒップフレクション/3.エクステンション
4.ヒップアブダクション/5.アダクション、6.ミリタリープレス
7.プルダウン、8.シーテッドロウ
の8種目を最大筋出力の80%で10回3セット。
1〜8の筋トレ種目にプラスして3種目のPPトレーニングを週3回実施

B.筋力トレーニング群
Aの筋トレ種目のみ週3回実施

C.対照群
運動は行わず通常のライフスタイルを変えない


試験開始時と8ヶ月間の運動実施後に体脂肪率・体脂肪量などを測定

結果① 体脂肪の変化について

結果② 骨ミネラル含有量の変化について
この結果を受けて、「あれ??」と思った方も多いのではないでしょうか。PPトレーニングって骨密度がの数値が上がるんじゃなかったっけと。

僕も実際そう思いましたが、先に紹介した研究では、PPトレーニング&有酸素運動。今回の研究のトレーニングは最大筋出力(1RM)の80%負荷というかなり高強度のトレーニングを10回×3セットの8種目(総レップ数で240回)で、しかも60〜75歳の女性に行ってもらうという結構厳しいトレーニングを課した試行でした。

さすがはアメリカと思いつつ、単純にやりすぎな感が否めないなと思っています。

有酸素運動から持久力を高める程度(1RMの30〜50%負荷)のトレーニングであれば骨に対するプラスの効果は期待できるのではないかと考えます。

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